バイクの並行輸入品対策

前ブログの中で

一部、DRD150について言及しましたが、過去の関連記事として本年初頭に


というのを書いています。しかし、時を経たずして現在はDRD150は業者によって日本で一切販売されていないようです。当時販売していた業者も取り扱いを辞めているようです。 また、「DRD150」 について検索しても詳細情報はヒットしないようになっています。SEO(ネット対策)という奴でしょう。

当たり前といえばあたりまえです。 日本法人のアプリリア ジャパン (ピアッジオ グループ ジャパン) があるのに、日本で販売される自社製品の利益が全く直轄の日本法人の利益になっていないというのは看過することはできません。法的にも様々な手を尽くしているのでしょう。

これは、アプリリアに限らず、日本の4大メーカーにおいても最近の悩ましい大問題となっているのかもしれません。我がスズキGSX-S125でさえも正規販売開始前はS150がS125のメーカー希望小売国内価格よりずっと安く販売されていました。ホンダ グロム/MSXも同様です。 メーカーも事後的に販売するとその並行輸入品実価格に引きずられる形で定価を決めざるを得なくなり、適宜の値付けの主導権を失うわけです。

なので、販売数を極端に絞ってでも余程の赤字にでもならない限り国内販売に踏み切らざるを得ないのかもしれません。

 正規販売されていないから並行輸入のユーザーニーズが高まり、現地ディーラーと商社、大型販売店がそれに手に染め、メーカーサイドは並行輸入されて利益を横取りされるくらいなら長期的持続的利益を望めない状況下でもやむを得ず正規販売を開始する  の繰り返しになっているのかもしれません。

顧客にしてみれば、出所(生産国だけでなく工場までも)は全く同じであり、今の時代、修理部品は小さなバイク店(修理屋)ですらネットで簡単に入手し修理してくれるので多少の不便があっても本体価格は安い方でいいやって感じだと思います。(自分もそうです。) ましてや 並行と正規品で 10万円以上の乖離があれば尚更です。

ただ、自分は思います。 (被害妄想かもしれませんが) なんで日本人からだけ不当に多額の利益を得ようとするのかと。 外車(自動車)なんて最たる例だと思います。内外価格差が大きすぎです。(まあ、それにしても車だけは並行輸入というのは聞きませんから、他の法的規制で雁字搦めにしているのでしょう。) 
 そこを改善していかないと並行輸入業者の如きハイエナは未来永劫 跳梁跋扈するでしょう。