GSX-S125 の リアキャリア問題

昨年10月の発売以降、現状で国内でGSX-S125は400台程度しか公道を走っていないので豊富なパーツのラインナップとは行きませんが、キジマ、SHADに続き 埼玉県の有限会社 エンデュランス (ENDURANCE) から リアキャリアの発売予定(4月中旬)が同社HPでアップされました。(税込み、送料込み 20,304円)
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ENDURANCE タンデムグリップ付きキャリア
写真引用:同社HPより http://www.endurance-parts.com/item/6668.html

リアキャリアの固定パターンはSHADに類似しています。(GSX-S125 の リア キャリア ( キジマ VS SHAD ) )タンデムステップ(リアフットレスト)の根元部とリアフェンダーの固定ネジ4点を利用するパターンです。
実際にこのフェンダー固定ネジを実車で観察すると、特別に頑丈に設えたネジという訳では全然なさそうで、「リアフェンダーを固定するためのネジ」以外の何物でもないような気がします。物理学的に積載物の荷重の大半はこのネジ部にかかるものと思われます。なのでSHADもエンデュランスも同車のキャリアを設計する上で苦肉の策ではなかったのではないでしょうか。(個人的には)10kg以上の重量物を積載するのは心許なさを感じます。(※追記 公式最大積載量8kgでした)
どうせ荷物を多く積めないのならと、最低限の荷物(ヘルメットとコンビニでの買い物の小荷物で5kg)を積載できるレベルに抑えてタンデムシート下の4点ネジを利用して設計したのがキジマのキャリアではないでしょうか。
「無理はしない」 それはそれで合理的な考え方なのかなとも思いました。

ここはスズキも罪作りな割り切り方(このバイクには〝キャリアなんざ不要だべさ”という考え方)をしたもんだなと思います。
125ccスポーツタイプ原付2種だってテント泊のロングツーリングをする人だって、荷物を満載にして釣りやスポーツに出かける人だっていることを忘れてはいけません。「同情するなら金をくれ!荷物積むならカブを買え!」は乱暴です。拡張性は常に確保しておくのも車輛メーカーの責務です。

見た目は(SHADに比べると)ダサいが実用性はエンデュランス品かなと傾いています。何かと重いものを運ぶ予定のある自分にとってはリアキャリアからタンデムシートまでの一直線上の平面が取れることは後々積載量に効いてきそうな気がします。タンデムグリップもロープ固定時に何かと役に立ちそうです。細長いクーラーボックスが対応できそうです。

さて、タンデムシート下4点ネジとリアフェンダー固定ネジ4点の両方を利用してサンドイッチ型に強固に固定するような設計のキャリアを開発してくれる強者サプライヤーは出てこないのでしょうか。あまり重い荷物を積みすぎるとウィリーしてしまいますかね?!

まぁもう少し 迷っておきましょうか。

後日追記→