ホンダ ジョーカー (スクーター)の 復活

ホンダ・ジョーカーは1996~7年頃に 飽きられたスクーター市場にオシャレと優美さを盛り込んだモデルとして発売されました。ホンダの謳い文句は「アメリカンカスタム」風スクーターとのことですが、どう見てもイタリアン風です。
 ジョーカーは50ccモデルと90ccモデルがあり、まだ空冷2スト、キャブ車が主流だった時代にあって今現在でも十二分に通用する外観です。このバイクのデザイナーはやり手だと思います。 当時の90ccモデル(89cc)のスクーターとしてはなかなか重量級な90kg近くですが、ホンダPCX全盛の時代にあってこの重量感と優美感のある外観はホンダ車のラインナップながらかなりプジョー、ベスパと張れるお洒落ポテンシャルを秘めています。
 なお、2ストなので 8.2馬力と非力という訳でもありませんでした。

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1997年ジョーカー( 90cc=258,000円 )

しかし、不人気車種となり1999~2000年には生産終了~。。。


さて、そこから20年以上が経過し、ジョーカーがお隣中国で見事に復活していました。しかも、電動摩托車としてです!(2016~)
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新大洲本田 JOKER  (鉛-硫酸バッテリー)

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優雅さは抜け、(元祖ジョーカー+普通の50cc原付き)/2 みたいな外観になってしまっていますが、”アヒルのおまる”と化したジョルノより全然マシです。
現ジョルノに乗るのは抵抗ありますが、こちらなら抵抗ありあません。EVというのも良いです。個人的にはリチウム電池より鉛硫酸バッテリーの方が好きなので日本にも導入してもらいたいもんですが、規制に引っかかるのでしょう。

しっかし、現ジョルノのデザイナーを一回見てみたいものです。
どうしてこうなった?