中国 の バイク禁止令(禁摩) の実例

中国の禁摩について連日ブログでお伝えしておりますが、
調べてみるとその実情を知れば知るほどすさまじいと感じます。
今回は、
作家 井上靖 の大作 「敦煌」でもお馴染みのシルクロードにより繁栄を極めた王朝
の都(興慶府)であった銀川市(YIN CHUAN)での例を参考例としてお示しします。(銀川市のすぐ西側は巨大なゴビ砂漠。日本に降る黄砂の砂の源です。)
ちなみに西夏は宋の時代に李元晃によって興され、漢人から独立するために独自文字を持ち(西夏文字)、最終的にジンギスカン(チンギスハーン)によって滅ぼされた国です。今でも銀川市には西夏王朝の王墓が残っており、観光地にもなっています。また、銀川市は寧夏回族自治区の首府になっており、総人口は216万人で中心部にだいたい150万人が住んでいます。(国内で60番目ぐらいに大きい都市です。)
さて、ここにも厳しい禁摩令が施かれています。
イメージ 1
赤い地域が2輪、3輪のバイク乗り入れ禁止地域
イメージ 2
イメージ 3
地図及び上空衛星写真
で比較し、重ね合わせて見るとわかるのですが、乗り入れ禁止地域とはある程度人がまとまって住んでいる地域全部ということですね。
頭の中でいまいち上記3枚の地図を重ね合わせることが出来なかったら、外環道を重ね合わせるイメージでを3枚で重ね合わせると良いと思います。(写真サイズが疎らですみません)
これを日本で自分の住んでいる町で考えてみて下さい。ほとんどバイクに乗れませんね。と言うか家にも帰れませんね。
「ね!禁摩ってすさまじい~でしょ~!」