日本国民総孤独

本日、ヤフーニュースを見て思う所あり、日本政府の統計を見てみました。2015年時の国勢調査のデータです。
日本の人口は長らく 「1億2千万人」 と言われてきましたが、最近のニュースでは人口減少を取り上げるものが多くなっているように思います。
さて、人口減少とは生ある者が死を迎えることにより発生するものですが、その前に内訳が大きく変わります。これは、年齢構成(ピラミッド型、ひょうたん型、釣鐘型など)であったり、都市人口であったりと色々ありますが、その中でも世帯人数について思うところあり、調べてみると あらら。。。。。
 知らない間に日本の”家族”のメジャー層(典型例)は 「1人住まい」 又は 「2人住まい(老夫婦)」になっているじゃありませんか。

日本人1億2千数百万人のうち、

一人住まいの人 1842万人

2人で住んでいる人 2976万人

つまり、1人か2人で家に住んでいる人は計 4818万人 と もう半分近く、日本人は ”にぎやかな家庭” とは無縁の状態な訳ですよ!

3人で住んでいる人は 2810万人 で 例えば
 老夫婦 + 独身の子
 老夫婦 + 出戻りの子
 若夫婦 + 一人っ子
みたいな何かちょっと物足りない家族 と  1人又は2人で住んでいる(多分寂しい)人で
合計 7628万人 (4818万人+2810万人) と 国民の大半(6割方)は 寂しい思いの家族環境なんでないかと。。。。。

4人家族以上って、もはや贅沢なことなのかな!?
(但し、まだ4000万人以上が4人家族以上で頑張っている!!)
いや、多分、高齢化。 長寿になることによって一つ屋根の下で数人揃って生活する(楽しい)期間が人生の中で相対的に減ってしまったということなのだろう。 
 ということは 「子供の時に両親兄弟と共に過ごす期間」 と 「夫婦で子育てする期間」が一番賑わいて楽しい期間なのかも。

最近、戦後昭和モデルが人類にとって一番幸せだったのかなと思う今日此の頃です。


イメージ 1
重慶博物館の人類進化の像

イメージ 2
揚子江流域の先輩家族の団欒