辛口 新型 セロー 考 (XTZ125 RX125 との比較)

本日ヤマハ発動機の公式サイトにてセローの新型モデルの発表がありました。
まぁ、見た目もビックリするほど以前のもの(~2017モデル) と変わらず、相当、目の肥えた人が新旧モデルの間違え探しをしてもなかなかその差を見つけることが至難と思われるレベルです。
排ガス、ガソリン気体漏れ(チャコールフィルター)などの環境基準に法的整合性を持たせたのがメインチェンジだったのでしょう。義務化されるABSも装備されることなく。。。
一方で、車体価格は大幅な値上げ(5万円以上)となりました。1年で1割上げとは相当利率の良い金融商品でもなかなかありません。

セロー(空冷シングル、5段ギア)にして乗り出し 恐らく60万円以上です。
セローはお値打ちの良品中古在庫車が豊富ですし、なら「中古買うわ!」と当然なるでしょう。「空気浄化とか、俺、超~関係ねーし!!」みたいな意識低い系の若者が現実的には日本のバイク乗りのマジョリティーでもあったりしますし。

セロー乗りの層は元々高級車志向の人たちではない(富裕層ではない)ので、リーズナブル感(経済的にフレンドリー感)が絶対的に必要な車種なわけです。その点で、WR とは違うのです。スズキを少し見習ってマーケティングについて学習した方が良いと思われます。

もはや この層(「セロー結構いいかも」 みたいな浮動層)は他の車種へと流れざるを得ないでしょう。(例えば、RX125 とか XTZ125 とか。)
それで以下の表を作ってみました。
セローの希望小売価を元に戻すか、卸価を以前のモデル並みに据え置き店頭価は45万円前後にするか、又は現行の価格で豪華な装備を多数エクイップするしかないでしょう。
今の日本人は安くて良い物を求めているのです。もう、国産か否かが問題の主柱にはなっていません。バイクといえども例外ではありません。
財布の中身(預貯金口座の数字)と相談しながら(長期的)お得感があるやなしやが車種選択上重要となっているのです。
並行輸入DRD125が正規販売RX125として売られる時の価格付けにすらやや不満をもっているくらいなので、特に拘りのない人向けだったら自分だったらXTZを薦めますかね。

頑張れ日本ヤマハ!!

イメージ 1