中津藩 の 前野良沢
あけましておめでとうございます。 新年初ブログです。
当ブログで珍しく(というか初めて)、ブログのワード検索でこれ関連で入ってきた人がいました。
前野良沢を保護した当時の奥平氏の藩主(3代目) 奥平昌鹿もドラマで描かれていましたが、学問家の殿様らしくその人となりが伝わってくるものでした。このような数少ない良識派のパトロンによっても学者の偉業が支えられたのだなと感じました。ちなみに5代目藩主は島津重豪の実子の奥平昌高で 蘭癖大名 と異名され、シーボルトとも親交のあった人物です。この藩は代々上から下まで勤勉な人が遇される環境にあったのでしょう。
小藩出身の実力派の偉人は結構多いもので、上記の中津藩や飫肥藩、津和野藩、松代藩などがあります。藩内の価値観は似たようなものがあったのでしょう。特徴としては政治力をバックとしていないが故に真の実力家が多いといえるのではないでしょうか。 薩摩、長州、土佐出身の偉人はどちらかというと藩の政治力、明治期の薩長閥にみるような地縁の力を利用した偉人が多く、まわりを力でねじ伏せて上に這い出るような偉人が多いような気がします。なので必然的に政治、軍事、経済系の偉人。一方、小藩出身者は医学、科学、思想などで活躍するような人物。
ツーリングでも、全国小藩の城下町巡りは得るものが多く結構おススメですよ。