YB125SP で カーフェリーツーリング
そんな折に、久里浜港に 新船おがさわらまる が寄港していた。
そういえば久里浜港には大分と結ぶカーフェリーの航路があった。自分も原付や愛車ホーネットをフェリーに乗せ、九重山、阿蘇、国東半島、宇佐八幡宮、竹田城、津久見、臼杵など関東にはない味わい深い豊後地方を色々と巡ったものだ。就航して三年もせずに原油高と不景気にやられて運行会社が自己破産、航路廃止となってしまった。リーズナブルにバイクで行ける九州との連絡橋であっただけにとても残念であった。
稀にお情けで久里浜港に寄港してくれる おがさわらまる。
お尻を突かれて嫌々入港している姿。
不本意に寄り道させられて、心なしに不平不満気味にも見える
新船おがさわらまるの表情。
激オコプンプンしているのか、湯気がたっている。
東京湾有明港から釧路に行くカーフェリーもあった。ブルーゼファーとサブリナ。オーシャンビューのお風呂もあり、中々快適であった。程遠い道東に直接行けるのはありがたかった。大学時代に原付でガス欠かましながらテントと寝袋を抱えて壮大に北海道を駆け巡った。しかしこの航路もとっくに廃止になっている。
他にも東京湾から苫小牧にいくカーフェリーもあった。札幌、小樽方面には便利であったが、これも今は航路廃止となっている。
東京湾から宮崎に行くカーフェリーもあったが今はない。
何が国際都市東京だ。東京発着便の船で北海道にも行けないのか。
その中でいまだ生き残ってくれているオーシャン東九フェリー。九州門司と四国徳島と東京湾を結ぶカーフェリーだ。九州までは時間がかかりすぎて、一般社会人が土日とそれを挟む有給休暇だけで行って帰って来るのは厳しい。そのためどうしてもプラン却下となってしまう。瀬戸内海の減速航行がボトルネックなのであろう。
一方、四国までは夕方発の翌日正午着と気軽に行けるのだ。
船も最近新調したばかりだ。
そうだ。いつかYB125SPで四国に行こう。
殺生を悔いながら白ワインとともに胃の中へ送り込まれたクロダイ。
牛、豚、鳥、魚 を食す時は 他の命を犠牲にして自分が成り立っていることを忘れてはならない。